症状別｜生理痛、月経前症候群（PMS)

　その症状は多岐にわたり、個人差もあります。

生理痛

• 下腹部に痛みがある
• 腰痛や頭痛がある

生理不順

• 生理が遅れたり早まったり、月に2回来たりする
• 生理が2日で終わったり、8日以上続いたりする
• 経血の量が多かったり少なかったりする

月経前症候群

• 情緒不安定、イライラ、眠け、不眠
• 食欲不振・過食、めまい、倦怠感
• 腹痛、頭痛、腰痛、むくみ、お腹の張り

　卵巣や子宮に異常がある内科的な原因を除くと、骨盤の歪み（骨盤の開閉）に原因があります。

女性の骨盤は周期的に開閉を繰り返していています。生理に向かって開き（緩み）、排卵日に向かって閉じていきます。これは、プロゲステロンというホルモンの作用によるものです。

この開閉がスムーズに行われないと、骨盤に歪みが生じ、生理痛や生理不順、月経前症候群（PMS)などを引き起こすと言われています。

猫背や反り腰などの姿勢や、脚を組んだり、荷物はいつも同じ手で持つといった何気ない日常の癖や、イライラや不安感などの精神的疲労が女性ホルモンに影響を与え、骨盤の歪みに繋がりますので注意が必要です。

　異常出血などがある場合は、婦人科の受診をお勧めし、痛み止めなどの薬の服用も選択肢にあると思いますが、

当院がお勧めしている対処法は、

1. 長時間同じ姿勢や猫背などの悪い姿勢をとらないことを心がける
2. スマホやパソコンを必要最低限度に控えて、疲労を抑える
3. 適度な運動（ストレッチ、血行促進）
4. 腕の良い施術者がいる治療院で猫背矯正や骨盤矯正を受ける

　東洋医学的観点から診て、骨盤と腰椎に歪みがあることも考えられるため、骨盤と背骨の矯正が適切と判断します。

当院の施術方針としては、

1. 骨盤の検査を行い、歪みの状態を把握し、適切な矯正プランを選択判断します。
2. その判断から、適切な骨盤矯正を行い、その矯正に必要な全身の骨格・筋肉・筋膜の緊張を弛めます
3. 骨格や筋肉・筋膜を本来あるべき位置にあるべき状態へと矯正し、全身のバランスを調整を行います（アライメント調整）
4. 施術回数は、骨盤の状態によって異なりますが、５～10回が目安になります。

　残念ながら特効薬はありません。

• 適度な運動とバランスの良い食事
• ストレスなどの精神的疲労に注意する
• 正しい姿勢を心がける
• 身体の癖に気を付ける（重心や脚くみなど）
• うつ伏せ寝はダメ
• 治療院で定期的なメンテナンス施術を受ける

当院では、「骨盤のストレッチ」や「枕や寝具アドバイス」「正しい姿勢指導」「正しい椅子の座り方指導」などを行っています。お役に立てれば幸いです。

※当院では、枕や寝具など物品の販売は一切行っておりませんのでご安心下さい。