症状別｜坐骨神経痛

坐骨神経は人体のなかでもっとも太く、長い末梢神経で、腰のあたりから爪先まで伸びています。この坐骨神経が圧迫されるなどの刺激を受けると

• 腰や腎部（尻）、 太もも、ふくらはぎや足の先などに
• 鋭く、電気が走ったような痛みや、 ピリビリとしたしびれ
• 筋肉が強く張っている感じがする
• また、何とも言えない「気持ちの悪い疼き」もあります。

重症化すると、立ち上がれなくなったり（車から降りれない）、歩行困難になりますので、早めの対処をお勧めします。

　慢性的な腰痛との関連性が深く

• 同じ姿勢を長時間続ける（パソコンワークや運転）
• 運動などで腰に過度の負担をかける（ゴルフなど）
• 慢性腰痛
• 加齢などがあげられます

産後やデスクワーク中心の仕事をする女性は注意が必要です。

　前述しました「鋭く電気が走ったような痛みや、 ピリビリとしたしびれ、何とも言えない疼き」などがあれば、

• 腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症の可能性もあるため、まずは病院を受診する。（整形外科、レントゲンやMRI検査）
• 腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などの診断が出れば、症状としての坐骨神経痛なので医師の指示に従ってください。
• レントゲンやMRI検査で異常がなければ、病名としての坐骨神経痛なので、まずは
  • 長時間同じ姿勢をとらない
  • 腰を冷やさない（入浴、冬ならカイロ）
  • そして、信頼できる整体院へ行く

というのが一般的ですが、腕の良い整体院に行くことをお勧めします。

　東洋医学的観点から診て、腰椎（腰の骨）の３，４，５番に「歪み」があると考えます。

人間が持っている自然治癒力が働き、ごく稀に自然に治ることもありますが、大半は症状がそのままか、悪化することがあります。ただ、鋭い痛みや痺れがあるので、我慢することは難しく、生活に支障が出ると思われます。

技術のしっかりした整体院に行かれることをお勧めします。

当院の施術方針は、

1. 腰の可動域検査と痛み痺れの度合いから「重症」「中症」「軽症」の判断を行います。
2. その判断のもと、患部（腰・臀部・脚）周辺及び、関連する上半身と下半身の筋肉を緩め、腰椎の歪みが元に戻りやすい状態を作り出します。
3.  そして、手技による施術のもと、腰椎の歪みを矯正します。バキバキボキボキのない、緩やかな矯正ですので痛みはありません。ご安心下さい。
4. 施術回数は、症状の状態（重・中・軽）により異なりますので一概には判断しかねます。まずは５～１０回の施術を目安にしてください。

　あえて予防策を考えれば

• 長時間同じ姿勢をとらない（長時間座らない、長時間の車運転、パチンコやゲームなど）
• 肥満であれば減量する
• 腰周辺の筋力を鍛える
• 適度な運動やストレッチを心がける

などがあげられます。当院では坐骨神経痛の施術期間中に、自宅でできる「痛み緩和ストレッチ」を指導しています。お役に立てれば幸いです。

※当院では、予防マニュアルやDVDなど物品の販売は一切行っておりませんのでご安心下さい。