症状別｜ＶＤＴ症候群（スマホ症候群）

◎眼の症状

• 目の渇き（ドライアイ）、目の痛み、充血
• 視力の低下、目のかすみ、ものがぼやけて見える　など

◎骨格や筋肉の症状

• 首や肩のこり、首・肩・腕の痛みや痺れ、手指の痺れ、腱鞘炎
• 腰のハリや痛み、脚の痺れや怠さ、背中の痛み

◎精神・神経症状

• 頭痛、めまい、イライラ、食欲不振、ストレス過剰
• 不安感、抑うつ状態、睡眠障害、自律神経の乱れ　など

1985年に日本でもDVT作業に対する安全規定が勧告されていますが、近年の在宅ワークやオンラインゲーム、スマホの過剰使用などで、症状を訴える方が急増しています。

　デジタル機器やデバイスの進化・発展により、働く環境が大きく変化したことがあげられます。皆さん思い当たるのでは...

• スマホの過剰使用
• 長時間のパソコンワーク（デスクワーク）
• 悪い姿勢、運動不足、睡眠の質の低下
• 過剰なストレス　など

まさに「現代病」です。気が付くと「VDT症候群（スマホ症候群）」ということがあるかもしれません。

　自分がVDT症候群（スマホ症候群）と思われる場合は、

• スマホやパソコンをしばらく控える
• できない場合は、連続作業時間を1時間までにする（休憩を入れる）
• 作業環境を整える（照明や空調、デスクや椅子の高さ調整）
• 気分転換を目的とした軽いストレッチ（胸・肩甲骨・腕・目のストレッチ）
• 睡眠環境を整える（寝具や寝室の環境）

脳が処理をする情報の８０％が「眼からの情報」です。まずは、眼を休ませることが重要です。

　東洋医学的観点から、脳疲労と同じ傾向があります。目からの情報が過剰になり、脳が処理できなくなっている状態です。

まずは、良質な睡眠を確保し、できれば、技術のしっかりした整体院に行かれることをお勧めします。

施術方針としては、

1. カウンセリングを重視し、精神的・神経的・肉体的疲労やストレス、コリや痛み痺れなどがないかチェックします。
2. そして施術は、頭蓋骨から徐々に全身へとアプローチを行い、骨格・筋肉・筋膜の緊張を緩めます。
3. 頭蓋骨矯正、脊椎矯正（背骨）、骨盤矯正（仙骨）で主要部位の歪みを取り、血液・リンパ液・脊髄液の循環を正常化します。
4. また、コリや痛み痺れなどがあれば同時に取り除きます。
5. 施術回数は、状態によって異なりますので一概には言えません。まずは、5回～10回程度が目安になりますが長期的な取り組みが必要です。

再発予防は、

• スマホやパソコンの使用頻度を見直す
• 作業環境を整える（室内の明るさ、空調、カーテン、モニターの位置）
• 作業姿勢を整える（机と椅子の高さ、ディスプレイの位置・距離）
• 1時間以上使用をしない（10分～15分の休憩を取る）
• 姿勢を正す（良い姿勢を身につける、座位で肘・膝・足首を90°に保つ）

ＶＤＴ症候群の予防は、作業環境を適切に整え、休憩をこまめに取ることで、かなりの効果が期待できます。

当院では、施術後のアフターフォローとして、再発予防のための正しい姿勢やストレッチの指導・アドバイスを行っています。

※当院では、枕や寝具など物品の販売は一切行っておりませんのでご安心下さい。